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Research

固体や薄膜などの分子凝集場における有機色素の分子間相互作用や分子配列・配向性を制御・利用することができれば、有機色素本来の優れた光学・電気化学的機能を発揮させるだけでなく、分子凝集場での新たな光電子機能も引き出せる可能性を秘めています。当研究室では、分子配列・配向性を制御した新規な機能性色素を分子設計・合成し、その固体光電子特性を自由に操ることで、革新的なメカノフルオロクロミック色素や色素増感太陽電池用色素の開発に成功しています。最近では、新規な一重項酸素発生光増感色素や蛍光性水センサーおよびの有機ハロゲン検出用色素の創製へと展開しています。さらに、有機色素の新しい応用分野の開拓を目指して色素の新機能を発掘することに挑戦しています。

1. D-π-A型メカノフルオロクロミック色素の創製とメカノフルオロクロミズム(Mechanofluorochromism: MFC)の解明

2. 分子配向・配列性を制御したD-π-A型蛍光性色素の創製と色素増感太陽電池(Dye-sensitized Solar Cell: DSSC)の高効率化

機能分離したD-π-A型光増感色素の設計

アジン環を電子求引性吸着基として有するD-π-A型光増感色素の開発

3. 光誘起電子移動(Photo-induced Electron Transfer: PET)を利用した蛍光性水センサー色素の創製

4. 光線力学的療法(Photodynamic Therapy: PDT)用光増感色素群の構築

5. 有機ハロゲン検出用色素の創製

国際学術誌の表紙に採用